ポーランド アウシュヴィッツ : 展示品 パート2
直視するのが苦しいほどの写真だ・・・
まだ幼い少年・少女達の写真・・・あまりの残酷さに言葉を失う・・・
収容者らの写真・・・収容所に送られてきて、
最初に収容者用の衣服に着替えさせられ、写真を撮られるのだそうだ・・・。
悲しいことに、この後、自分の身に起こる恐怖と無念の死を知らず、
笑顔で写真に写っている者もいる・・・。
こちらは幼い子供達の写真と、その遺品の数々・・・。
私も人の親になり、命の尊さや自分の子供への愛情というものを、
一人身の頃とは比べ物にならないほど感じるようになった・・・。
血に染まった子供服などを見ると、引き裂かれるような衝撃を受ける・・・。
写真右側は女性です・・・髪も切られて坊主頭、
やせ細って、その表情からは生気が感じられない・・・
背後の女性は収容所の職員か何かだろうか、
やせ細った女性とは対照的に、ふくよかで、笑みすらうかべてるようにも見える・・・。
ただただ辛く苦しい労働を強いられるか、無造作に殺されるか・・・、
そんな状況で、人は何を思い、何を感じたのだろう・・・
ただ一つ言えることは、このような過ちを二度と起こしてはならないことだ。
収容者たちをモデルにしたのだろう・・・
疲れきった様子で、皆うなだれている。
生きる希望も喜びも無くなった時、人はどうなってしまうのだろうか・・・???
もし、このような表情をした人を見かけたとしよう・・・
かける言葉が見つかるだろうか・・・おそらく、何を言っても心には届くまい。
そう思わせてしまうほどの表情に、しばらく立ち尽くす・・・。
細かい説明は必要無いだろう・・・
父と娘・・・死よりも辛い別れがあったかと思うと・・・
世界中で、いまだに戦争が耐えないこの地球上・・・。
人と人が殺しあう・・・何のために・・・???
誰にも人の命を奪う権利なんて無い・・・。
収容者が着せられた衣服・・・。
夢や希望を持ち、新天地での新たな生活に夢を膨らませ、
やってきたのがここアウシュヴィッツ・・・。
この子達も着くやいなや、無造作に殺されたのだろうか・・・