カルロヴィ・ヴァリ : 聖マリー・マグダレナ教会
ウジーデルニー・コロナーダを出ると、まさに温泉地といった感じで
湯気が立ち上り、温泉地観光の気分を盛り上げてくれます。
当然の事ながら硫黄の臭いも多少しますが、
さほど気になるよなレベルではありません・・・。
見てください、この美しい町並み・・・
まるでおとぎ話にでてくるかのような色鮮やかさ。
ただ、日本の街の建物をこのような色で塗っても
こんな美しい景観にはならないでしょうね・・・
やはり独特の建築様式が、このような色でも違和感を感じさせないのでしょう。
チェコから車で2時間ほどでカルロヴィ・ヴァリに到着します、
観光に行かれた際にオプショナルツアーなどでカルロヴィ・ヴァリがあれば、
絶対行った方がイイです、私が自信を持ってオススメ致します。
さて、ウジーデルニー・コロナーダを出ると
向かい側にあるのがこの「聖マリー・マグダレナ教会」
バロック様式のこの教会は2本の塔と白壁が美しい。
この建物は1732年から36年にかけて
デンツェンホファーと言う建築家によって建造されたものだそうで、
内部にはゴシック様式のマリア像やバロック様式で装飾された祭壇などがある。
(地球の歩き方掲載ショット)
ヨーロッパのこうした建物は本当に美しい・・・
何度も言うが、天気が良ければ青い空に
白壁の美しい教会が一層映えただろうに・・・(泣)
二つの塔にそれぞれ時計が付いている・・・なぜかはワカラン(笑)
まぁ、美しいのでヨシとしよう!!
この教会でのミサは
月〜金 18:00
土 8:30
日 8:30、 10:00、 18:00
聖マリー・マグダレナ教会を後にし、通りを散策・・・
チェコでも有数の観光地で、観光客だらけである(私もその中の1人だが)
他のチェコの他の町並みと比べても特別カラフルなのがこのカルロヴィ・ヴァリだ。
町並みや建物の写真を交えながら、カルロヴィ・ヴァリの歴史について・・・
テプラ−川とオージェ川の浸食によって形成された、
深い谷あいの地にあるのが、このカルロヴィ・ヴァリ。
チェコ国内の数ある温泉地の中でも最大規模を誇る温泉湧出量と
長い歴史を持った温泉地として、ヨーロッパ中でその名を知られ、
国内外各地から治療・療養目的で訪れる人が後を絶たない。
温泉は12の源泉からなり、40以上の成分を含む・・・
伝説では14世紀に当時の神聖ローマ帝国 カレル4世が
鹿狩りの最中に山中で偶然温泉を発見。
1358年、彼はそこに狩猟用のロッジを建て、自らの名前をもってこの地の名前とした。
「カルロヴィ・ヴァリ」 とはカレルの温泉≠ニ言う意味だそうだ。
19世紀に入ると各国の貴族や著名人が保養にやってくるようになった。
そんな歴史を思いながら美しい町並みを散策するのも
旅の醍醐味ではないだろうか・・・。
ふと振り返ると、温泉の湯気の向こうに
聖マリー・マグダレナ教会とウジーデルニー・コロナーダが見えた。。。