カルロヴィ・ヴァリ : ヴジーデルニー・コロナーダの間欠泉
チェコ国内初観光はこちらのカルロヴィ・ヴァリ・・・なぜかプラハへ行く前にチェコの温泉地観光です。
日本人の温泉の感覚は主にリラクゼーションとか癒しの要素が大きいが、
ヨーロッパでの温泉、とくにこのカルロヴィ・ヴァリは湯治場として利用されることが多い。
そのため、日本人の私からしたら驚くべき事実なのだが、宿泊者以外が入れる温泉が一箇所しかない。
つまり観光などで立ち寄ったついでに温泉でも・・・なんて感じで温泉につかることは一般的では無いのだ!!
完全に湯治場としての機能を重視していて、医師の診断のもと入浴カリキュラムが組まれるのだ・・・。
とは言うものの私たちは日本人なので、完全に温泉地観光の気分である(笑)
そんな私たちのカルロヴィ・ヴァリ観光を写真も交えてご紹介・・・もちろん温泉にもつかってきました!!
日本とはまた一味違った田舎の風景・・・
ここはまだ民家などがみえますが、
完全に地平線のところなんかもあります。
赤い屋根がソレっぽいですね。
こんな感じでずぅ〜〜〜〜〜っと続く道・・・
ちなみにこの写真は後部座席から
後ろを振り返るような感じで撮影しています。
チェコは日本とは逆の左ハンドル右側通行になります、
最初慣れるまでは逆走したりもしましたがすぐに慣れます(笑)
ってなわけで、プラハを出発してから約2時間でカルロヴィ・ヴァリに到着。
あいにくの曇り空ですが、この時期(9月)はこんなもんです。
色とりどりの建物がいい感じですね・・・。
車を高台の駐車場に停めたので徒歩で街の中心へ・・・
石畳の坂道を降りてゆきます・・・。
こんな路地もイイ雰囲気でしょ!?
街への坂道を降りてくると、まず最初に見えるのがこちらの
「ヴジーデルニー・コロナーダ」
建物はガラス張りで新しく1971年から75年にかけて
建築家オトルバの設計に基づき建てられた。
間欠泉は地下2,500mから毎分2,000リットルの温泉水を吹き上げている。
(地球の歩き方掲載ショット)
間欠泉の高さは12mにも及び、訪れた人を驚かせている。
私の間欠泉のイメージは、日に何回か決まった時間に吹き上げるものに思えるが
ここの間欠泉は常に吹き上げている・・・
間欠泉の頂点の部分は丸いドーム型に作られている。
こちらが間欠泉の噴出し口。
このヴジーデルニー・コロナーダは無料で
6:00〜18:30の間が入場可能。
間欠泉の温度は73℃だそうだ・・・。
さて、日本人には馴染みの無い
「コロナーダ」と言う言葉(チェコ語だからあたりまえか?)
このコロナーダとは湯治客が温泉を汲んだり、温泉を飲みながら散策できる
ホールのような建物のことを言う。
カルロヴィ・ヴァリに限らずチェコのボヘミア地方の温泉の町には
このコロナーダがたくさんある。
このヴジーデルニー・コロナーダにも温泉が出ている蛇口が5つあって、
それぞれ同じ温泉だが温度をかえてある、自分に合った温度をチョイスしよう!!
ちなみに言っておきますが、この温泉水はおいしくないです(笑)
鉄と硫黄の臭いが鼻を突く・・・まぁ、観光の記念に一口飲んで
「うわっ、まっず、何コレ・・・こんなんよ〜飲まんわ・・・」なんて言うくらいが丁度いい。
でも私たち日本人以外は結構飲んでました・・・味覚の違いか???
(地球の歩き方掲載ショット)
子供も飲んでます・・・
君はどこも悪くないだろうに・・・(笑)
温泉を飲むためのちょっと変わったカップがこれ!!
もち手がストローのようになっていて、
汲んだ温泉をそこからストローで飲むようにして飲む。
もち手の先端に穴が空いているのがわかるだろうか???
日本では見る事が無いめずらしい形で、キレイな装飾も施されている、
カルロヴィ・ヴァリに立ち寄ったらお土産に購入するのも良いだろう。
中くらいの物で150kc(約600円)程度だ。
こんな感じで絵画のような装飾が施されたものもある。
日本での実用性(まぁ、コーヒー入れて飲んでもいいけど)は低いが、
飾っておくには良いのではないだろうか???
コロナーダから外に出るといかにも温泉地といった感じで
湯気が立ち上っていた・・・。
さて、続きはカルロヴィ・ヴァリの美しい町並みや、
その他の美しいコロナーダをご紹介していきます!!