ポーランド アウシュヴィッツ : ガス室
各国の展示を見た後、敷地の隅にあるガス室へ向かう。

途中、アウシュヴィッツを象徴するような
有刺鉄線で囲まれた通路を見る事ができる。

何人もの罪も無い人々が虐殺の恐怖に怯え、
どんな気持ちでここを歩いたのだろうか・・・。
敷地内にはこのような見張り塔がいくつかある。

はたして、この見張り塔に立っていた人間は
当時、何を見たのだろうか・・・

悲しい時代があったことを忘れてはならない、
そして、今に生きる人間は、その悲しい過去を
決して繰り返してはならない・・・。
何事も無かったかのように絞首刑台が置かれる・・・


どれだけの命がここで消えていったのだろうか・・・。
敷地の中に小さな丘のように土が盛られたところがある、
この小さな丘の内部がガス室だ。

この写真はガス室の入り口だが、参観用の入り口ではない
この中央の入り口がガス室への参観用の入り口だ。

薄暗い内部へ恐る恐る歩を運ぶ・・・。
内部に入ると、そこには焼却炉が・・・

もちろんゴミを焼いていたわけではない・・・
無念に命を奪われた人々が、ここで「処理」されたのである。

重苦しく口を開ける焼却炉・・・
焼却炉の扉や、灰をかき出す道具なども展示されている
そして、ここがガス室

中はわりと広い・・・

ここに一度に何百人と押し込まれ、
殺人ガスで一瞬にしてその命を奪われたのだ。

重く、沈んだ気持ちになる。

ガス室の中央に設けられたスタンドには
こうしてキャンドルの火が途絶えることは無い・・・。
重苦しく、辛い空気のガス室を出る・・・

外に出たからといって楽になるワケでもなく、
また、あの有刺鉄線の通路が現れる・・・。
こうしてアウシュヴィッツ収容所を見て回ったワケだが、
一通り見て回った後は、正直言葉も出ない・・・。

アウシュヴィッツ収容所の話は事前に聞いていたので
ある程度の覚悟はしていたが、やはり目の当たりにしてしまうとショックが大きい。

自分自身、人の親となり人の命の尊さを知った今、
このアウシュヴィッツが過去に犯した過ちはあまりに大きすぎる・・・。

無念の死を遂げた人々の冥福を祈りたい・・・。

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